logo logo_atte 日記 随筆 何処
2024-08-17 23:20:41 JST
(2024-08-17) 茶臼岳、朝日岳。霧時々曇のち晴。先週は群馬であった。今週は栃木に行こうと思い栃木出身の同僚に聞けば茶臼岳が有名らしい。福島との県境か。遠いな。18切符の出番だ。4時半に家を出て那須塩原駅に8時。ここからバスで一時間。折角遠くまで来たんだから普段は使わないロープウェイを利用して少しでも時短を図ろうと考えたが、強風のため運休とのこと。昨日は東京でも大嵐であったが、列島を外れたとはいえまだまだ台風が近いので風は強い。すでに標高は1400mもあり十分に涼しいし、山頂まで残り500m程度なので、さほど苦労することもあるまいと歩くことにする。歩き始めて20分。完全に雲の中に突入。何にも見えない。ただ時折強風に厚い雲が吹き飛ばされることがあり、100m程度であるが視界が開けると、高原特有の岩稜帯に低木や地衣類とかが確認できることから、晴れていれば十分に美しい風景を堪能できる事は想像される。1時間程度で茶臼岳と朝日岳の分岐に到着。このあたりから風は強さを増してくる。すでに樹木はなく森林限界を超えていることがわかる。茶臼岳山頂は真っ白。そして暴風。人間が飛ばされる事はないが、風に煽られて振らつき振らつき歩いている感じである。これ茶臼岳が誰でも登れる安全なハイキングコースだからいいものの、普通にヤセ尾根とかだったら怖くて進めませんわ。無茶苦茶な風であることから少し待てば雲の切れ間くらいはあるだろうと、岩陰の風が弱まる部分を探して腰を下ろす。が、だめ。仕方ないと下山を始めるとその時が来た。たぶん一分ないくらいであろうが眼下に那須高原が広がる。あー、これは絶景だ。また来なあかんなぁ。一瞬の光景であったが絶景の片鱗は知れた。さて、二座目は朝日岳。分岐まで戻って反対方向に進む。ゆく先は再び雲の中。山頂は見えない。ところが振り返ると茶臼岳は晴れあがっている。まぁ、よくあることですな。山頂で天気が悪くても、降りると晴れるのである。山登りあるあるの基本だ。茶臼岳と異り朝日岳は急峻。整備が行き届いているので危険という事はないが、人によっては怖さを感じるかもしれない。そして山頂に近づけば再びの暴風。いやこれは流石に体がフラフラして怖いですってば。そしてやっぱり何も見えない。風がひどすぎて長居できる状況でもないのでさっさと退散。三座目の三本槍岳をめざす。、、、が、霧は深まり風も相変わらず。展望は全く期待できない。なんか小雨も降って来たし、、、で嫌になる。もうこの際、山登りは中止にして温泉に餃子と栃木観光に切り替えよう。まだ早いけどこれだと進んでも辛いだけである。引き返す。で、帰り道。やっぱり晴れてくるんだよなぁ。何にも見えなかった朝日岳だけど下から全貌が見渡せるようになる。うーむ。相当迫力ある山ですな。岩だらけで変な所で落ちたらちょっとやばいかも。冬だと危険そうである。さて、早い下山となったのでバスを途中下車して吊橋に行ったり温泉に入ったり、宇都宮名物の餃子を食べたりで寄りみちしてたら家についたのは22時。4時半に出て22時帰宅か。遊ぶのは仕事より何倍も大変ですわ。