logo logo_atte 日記 随筆 何処
2024-05-25 22:00:50 JST
(2024-05-25) 熊倉山から酉谷山、タワ尾根。快晴。初めての山に行こうと思い熊倉山を選択。それなりの高さで日帰りで行ける手軽な山は行きつくしている。 5時の始発で秩父鉄道の白久駅に着いたのが8時過ぎ。遠い。途中、秩父鉄道への乗り換えで待ち時間が30分位あったのだが、いい感じの駅ソバ屋さんがあったので食す。出発前に腹拵えができたのが良かったのか、スタートから飛ばしていく。しばらくは植林のつまらない道。細かいアップダウンが続きそれなりに疲れる。途中、城山にはその名の通り熊倉城があったようだ。とは言え完全に土に還っており空堀が確認できる程度。一旦、林道を横切ったところから本格的な登りが始まる。急登ではあるが、土は柔らかくペースを保って足を残しながら歩けば大きく疲れることはない。中盤からは痩せた尾根の岩稜地帯で所々手も使いながら登っていく。なお、白久駅で降りたのは私だけであったので今日のコースはお一人様かなと思っていたのだが、山頂近くで何人かとすれ違う。広い山域、これから特に山深い長沢背稜に向かうとあれば心が不安で占められるが、少ないとはいえ同じコースを歩いている人間が他にいると思えば心強い。3時間で熊倉山登頂。特に展望もなく地味な山。さて、今日はここからが本番。地理院地図では道がないエリアに踏み込む。ハイカーを怖がらせる看板も立っている。不安もあるがどうやら先行者もいるようなので気持ちを奮い立たせて突き進む。いいねぇ。ほぼ人が入らないエリア。緑も深い。風も気持ちがいいし、途中、三峰山が展望できる絶景ポイントもある。これはいい道ですな。気に入りました。それなりに歩かれているようで踏み跡は明瞭だし、ピンクテープも豊富にある。危ないと思えるところもなく、事前の心構えが肩透かしを喰った格好である。道中ほぼ一人きりとはいえ三名とすれ違ったことから全くの不人気コースと言うわけでもないようだ。13時に酉谷山着。思ったよりも早く着いたことから、タワ尾根で降ることにする。こちらもまた地図には道のない尾根とはいえ、既に4回登っているので大丈夫だろう。本日のコースはほぼ半分が道のない道ですな。ただ、やはりこちらは難しい。初見の下りだとまず間違いなく道に迷っていただろう。テープが少ないし大京谷ノ峰からウトウの頭までの経路は複雑だ。道がわかっているからすぐに復帰できるが、ここはどこだと不安になるポイントが何箇所かあった。ただ、上から見ることにより、登りの時には気付いていなかった巻道を複数発見することが出来て良かった。最後の最後で久しぶりに膝が痛くなる。急坂をなんとか下ってバス停に16時。充実した一日であった。