2023-11-04 21:40:26 JST
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(2023-11-04) 大菩薩嶺、牛ノ寝通り。晴。同行は大森のW氏。昨日、1300mから1400mが紅葉の見頃であったので、二日連続の山行となるがW氏とともに牛ノ寝通りへ。ここは広葉樹の広がる穏やかな尾根筋なのだが、標高が凡そこの範囲に収まるので本日は勝利を約束された紅葉狩りである。電車とバスに揺られて3時間半。遠い所まで行くことになるのでオマケで大菩薩嶺にも登っておく。ハイシーズンとあって臨時バスが行き交い、上日川バス停は多数のハイカーでごった返していた。コスパの良い山だから仕方ないね。渋滞というほどでもないが見れば視界に10人くらいは常にいるような登山道である。さくっと絶景の雷岩へ。大きな富士山をバックに麓は赤く、遠くは雲に霞む幽玄な水墨画の世界と実に簡単に登れて雄大な景色を楽しめる山である。ちびっこも多数頑張って登っていた。というより大抵はちびっこの方が元気で親が付いて行く立場だな。大菩薩嶺は単独でもいい山だけど、今日の本命は牛ノ寝通り。奥多摩の本気と言われる紅葉街道を行く。昨日のリサーチ通り、標高的に正に今が見頃。素晴らしい赤色世界が広がる。大体、色づく期間は短い。本当に綺麗なのは一週間ないと思われるが、今日は大当たりの日であった。おそらく年に三日はないであろうベストな時期の晴である。色づく葉が陽光に透かされる。ステンドグラスの部屋の中で万華鏡を覗き込むようなものだ。昨日の疲れが取れない中での強行軍であったが来てよかった。ただ、息は上がるし大腿筋は痺れている。概ねだらだらとした下り基調なのだがやはりしんどい。昨日27キロ歩いた疲労が全く抜けていない。三連休、明日もどこか行きたいけど、さすがにもう動けませんな。うーん、年を喰ったようでそこは少し悲しい秋である。