logo logo_atte 日記 随筆 何処
2022-07-30 23:04:05 JST
(2022-07-30) 谷川岳。晴後曇。同行は上野のI氏。なんせ遠い、そして、交通費が高いという理由で登りたいと思ってはいても敬遠していた谷川岳であるが、18切符が交通費に関しては解決してくれる。片道3000円のJR運賃が鈍行乗り放題で2410円である。ただし、電車だけで片道3時間半はかかるので往復で7時間。圧倒的に山行時間より電車の方が長い旅である。水上駅からバスとロープウェイで天神平へ。登山開始は9時半であった。3時半起床で4時半出発。4時48分の電車に乗ったので、移動だけで片道5時間くらいかかった計算である。天神平で1300mくらいはあるので山頂までの比高は700mしかない。距離も片道で3.5km、往復で7kmしかないので楽勝コースである。普通に歩けば3時間ちょっとくらいであろうか。初心者向きの100名山として人気のある谷川岳であるが、流石は有名所とあって結構な人出であった。夏の富士山に近い状態で鈴なりの前の人のおしりを見て進むという感じである。天神平からしばらくは樹林帯であるが30分ほどで急な岩場となる。ただ、道幅は広く断崖というわけではないので、滑っても尻餅をつくくらいで大怪我になるということはないだろう。実際、80歳くらいのお婆さんや、未就学児も登っている。ただ、危険ということはないが、滑りやすい岩もあるので慎重に歩む必要はあるだろう。谷は結構深いので冬であれば危なそうではある。1800mを超えると高山植物のお花畑が広がる。急な道が続くが色とりどりの花が咲いており疲れを感じない。万太郎山につながる稜線、そしてそこから沈み込む急峻な谷川に映される陽光の陰影も圧巻である。人気の山にはやはり訳がありますね。いい山ですわ、谷川岳。肩ノ小屋に着いてしまえばトマノ耳はあとわずか。写真では絶壁に見える耳も西側は緩やかなので、一般道を歩いている限り恐怖を感じるところは皆無である。実際に何百人と登っているので渋滞の方が気になるくらいだ。さて、山頂。人だかり。写真だけ撮って退散。ついでなのでオキノ耳まで行く。この両耳の間の道は特に良い。花も多く咲いており、西に広がる万太郎谷が雄大である。オキノ耳で11時半。少し進んで30分ほど休憩アンド食事。オキノ耳の先まで行く人は少ないので静かだし涼しいし最高である。午後からは天気が崩れるようなので急ぎ下山する。、、、が、人が多すぎて抜かすこともできない。結構時間がかかる。13時半に天神平に帰着。ロープウェイで下山。