2022-06-25 21:56:59 JST
20220625T125659Z
(2022-06-25) 不老山、三国山。曇。同行は三鷹のA氏。ちょっと遠目のロングトレイルということで、相駿国境尾根で静岡側から山越えで山中湖を目指す。 3時起き始発に乗って駿河小山駅7時過ぎ着。まぁ、遠いが駅から直接登れるのでバス要らずで良い。本日東京は晴れ、気温は35度の予報だが、山は曇りがち。気温は暑さを感じるが高度が上がれば涼しくなるだろう。市街地を30分ほど歩いて登山口。沢沿いは倒木多めでワイルドな趣。おっ、リスが横切る。野生動物も多そうね。急な坂道を登っていると、、、、A氏が「あっ、ヒルがいる。」「ホントだ!」と答える私の靴にもヒルが3匹。西丹沢にもこんなにいるんだ〜などと思いながら引っ剥がしているそばから次のやつがやってくる。こりゃイカンとペースを早めてヒル地帯を突っ切ろうとするが、ここからの一時間は悪夢のような山行であった。 3秒も足を止めると靴に5匹くらいたかられる。よく見ると登山道にうじゃうじゃいる。 10cm四方に小さいのも含めると10匹くらいはいる(見えていないだけでもっといるかもしれない)。完全に飽和していると言っていいだろう。立ち止まらずハイペースで登るが、それでもすぐに靴はヒルだらけだ。下ばかり見てヒルを払い落としながら進む。登り始めたばかりなのにムチャクチャ疲れた。大量のアリが大きな獲物を倒すというのがあるが、このヒルの大群もちょっとしたホラーである。標高が700mを超えるあたりでヒルは突然いなくなった。やっと落ち着いたので立ち止まって靴の中を調べるが、一疋でっかいやつが入ってましたよ。小さいのも2、3疋いる。幸い靴下は食い破れないようで流血の惨事にはならずに済んでよかった。不老山から明神山までは晴れていれば樹林帯としてそれなりのコースであろうが残念ながら霧で何も見えず。風が強く涼しいのはいいのだが、幾分トラウマになったのか靴に小枝や小石が入る度にヒルではと疑心暗鬼になってしまう。明神峠に向けてブナと杉の混合林が続く。虫の音、鳥のさえずりがいい感じ、、、なのだが、富士スピードウェイが近いため大爆音のエンジン音も流れる。興ざめ。目的地の三国山は樹海同様水はけの良い黒い土壌に苔むした広葉樹が広がり、霧に包まれて幻想的である。ここから下山しても良かったのだが折角なので籠坂峠まで歩くことにする。いつもの下山は消化試合という感じだが今日は緑溢れる樹海っぽい雰囲気で苦にならない。着いた籠坂峠は晴れ。天気が悪くても下山すれば晴れるもの。顔と手を洗う。これだけでだいぶとスッキリする。今日も汗だくだ。バスのタイミングが悪かったので山中湖まで歩く。湖水に手を付けて本日の山行は完了。巨大な富士も見れて最高だ。始まりは苦痛であったが、終わってみれば大満足の一日である。