2021-11-23 18:31:44 JST
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(2021-11-23) 御前山。晴、山中は霧。同行は三鷹のA氏。昨日のLINEにて、(A)「明日、山行きます?」(私)「御前山、7時25分のバス。」(A)「行きます。」てなやり取り。元気やなぁ。LINEの前日、前々日にこの寒い中、八ヶ岳をテン泊で縦走してきたばかりというのに恐れ入る。火曜休日なので翌日の仕事を考慮して軽めのハイキング。奥多摩三山で唯一登っていなかった御前山へ。三山の三頭山と大岳山は何回も登っているのだが、標高・距離ともに中途半端に感じて御前山だけ登っていなかった。奥多摩湖でバス下車。朝の湖は雲も低くて荘厳な雰囲気が漂う。昨日の雨のおかげで空は澄み渡っている。遠く湖の向こうの山の木々までがくっきり見える透明度は素晴らしい。これだから雨上がりは良い。空気の匂いも瑞々しい。濡れた落ち葉が太陽を反射してキラキラと明滅しているのもいとおかし。奥多摩はやはり秋がいいね。全て散った後で残念。登り始めて一時間でサス沢山に到着。ここには展望台があって奥多摩湖を挟んで奥秩父の山々が見渡せる。透徹した秋の空、群青の湖、遥か広がる山嶺。素晴らしいの一言である。絶景にしばらく足に根が生えてしまった。少し長めの大ブナ尾根を登り、惣岳山を越えれば、すぐに御前山。山頂からは石尾根を中心に飛竜山の方まで見えるが、程なく雲が出てきて眺望は失われてしまった。下山は鋸山経由で奥多摩駅まで歩くがずっと霧の中であった。これはこれで幽玄な雰囲気で悪くはないが、風も出てきてチト肌寒い。天然ミストは夏だけで良い。 13時半には奥多摩駅に。列車待ちの時間をビジターセンターで過ごして早めの帰宅。