logo logo_atte 日記 随筆 何処
2020-12-29 18:53:28 JST
(2020-12-29) 六甲小周り散歩。八幡谷から黒五谷経由荒地山。普段はメインルートの岩梯子の方に下りるのだが、地図にはない高座谷に下りる道があるみたいなので今回はそちらを選択。初めて通ったが登山道は整備されており、むしろこっちのコースの方が岩場が少ない分安全であった。途中、奥高座の滝とキャッスルウォールの分岐があり、再び初めての奥高座の滝ルートを選択する。、、、が、こちらは急坂。坂と言うより崖。岩に固定のハーケンが打ってある。ロープがいるほどではないが、落ちたら大怪我以上は必定だ。慎重に三点支持で下降する。登り返して八幡谷に戻る尾根道を漫然と歩いていると道に迷う。何回か歩いた道は地図を確認しないし、分岐への注意も疎かになるので、気がつくと「あれっ」となっていることが、所謂「まれによくある」のである。「明らかに道じゃない」ものの、落ち葉がめくれていたり、土が荒れていたりと人が通った痕跡はある。おそらく先人が迷いながらも突っ切ったのであろう。こういうときスマホは便利だ。GPSと地図で確認すると300mほど尾根を進むと登山道に出会うようだ。尾根の左右の谷は相当な急斜面で下りるには危ない。道は谷筋なのだが八幡谷は崖が多いことも知っている。下手に焦って登山道に近い谷に入ると滑落しかねない。尾根のほうが安全だ。とは言え、尾根も結構急。落ち葉と腐葉土で土は柔らかく、歩くと言うよりは斜面を削りながら滑ると言ったほうが正しい。先人も至る所で滑ったらしく斜面に落ち葉の剥げた後が散在している。たった200メートル進むのに10分くらいかかってしまった。本日、行程は10キロと体力は使わなかったが、神経をすり減らす山行であった。