2019-11-07 21:35:40 JST
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使用人の障害児が言った。「僕には夢があります。将来、猿回し師になること。そして、自分のことは自分で出来るようになることです。」主人は怒鳴った。「馬鹿野郎!生意気なこと言ってんじゃねぇ!」物陰にいた少女は少年の手を引き心配した。「謝ったほうがいいよ。ひどい目にあわされるよ。」少年はニコリと笑い、少女に背中を押されるまま、もう一度主人の前に立ち、言った。「僕には夢があります。将来、自分のことは自分で出来るようになること。そして、自分以外の誰かを幸せにすることです。」目が覚めたとき、私の心は晴れており、少しばかり感動していた。