2019-05-10 00:31:41 JST
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(2019-05-08) カミーノ25日目。曇時々雨時々晴れ。最終日にふさわしい大荒れの天候。黒い雲が空を覆っている。吹雪の日以来の強風も戻ってきた。時々雨と書いたが、降れば驚きの土砂降りである。運良くBarの近くであったため緊急避難。仕方がないのでクソ高いピザを食べる。15分ばかり降るだけ降れば青空が見える派手な天気である。そしてすぐに強風に乗って次の黒い雲がやってくる。神はそう簡単にはゴールさせたくないらしい。とはいえ、たかが20キロ。予定より少し早く昼前にはサンチアゴのアルベルゲに到着。 800キロ。25日間。一切の乗り物にならずに歩き切りましたよ。感動もひとしお、、、というほどでもない。あぁ、終わったかという感じである。言ってしまえば徒歩旅行としても海外旅行としても簡単であった。歩くことさえできれば誰でもできる旅である。吹雪いたりマメが痛いのを我慢して歩いたりもあったけど、今までの徒歩旅行や海外旅行と比べるとやはり楽であった。さて、帰り支度をしないといけない。航空券とバスの手配である。調べた結果パリからの航空券が破格であったためパリ経由で帰ることにする。一通りの雑務を済ませたのち本来の目的地であるサンチアゴ大聖堂に行く。うん。これは凄い。3度目、圧巻の建築物である。でかいなぁ。見る価値あるよ。ただし、内部は残念ながら修復中。そして巡礼手帳に最後のスタンプを押してもらい、巡礼証明書を手に入れる。このときばかりは流石に何かこみ上げてくるものがありました。長かったなぁ。いろいろあったよ。景色も素晴らしかったし、出会った人たちも掛け替えのない思い出だ。そうそう日本人も7人(2組夫婦なんで5度)出会いました。新婚旅行だとかいう人もいて、それはまぁベリーハードなハネムーンですな。本日にてカミーノは無事終了である。