2019-05-07 00:42:58 JST
20190506T154258Z
(2019-05-05) カミーノ22日目。晴。 6時45分に出発。未だ山は薄暗い。明後日から雨の予報なので今日明日は思いっきり歩く予定。足指の痛みはほぼなくなった。しかも今日もほぼ一日山中。最高のパフォーマンスを発揮できる体調である。出発して30分。空が白々と明るくなってきた頃、谷間に雲海が見えた。雲海は悪くはないが大したこともない。山国の日本のほうがよほど凄いものが見れる。と、思いながらさらに10分。視界が大きく広がって目を奪われた。雲の滝である。高地から低地へと朝日に受けた橙の雲が流れていくのである。那智の滝じゃない。ナイアガラの如き雲の大瀑布である。しばし呆然。言葉も行動も失う。摩周湖でも夏の時期に霧の滝が見れるらしいが、これほど大規模なものではないだろう。麓の村なんて雲の洪水に押し流されそうに見える。昨日、Fonfriaに宿泊した人は幸運だね。この光景が見れただけでカミーノやってよかったと思えるのではないだろうか(メセタは要らないけど)。早起きして出発してよかったオレンジの滝を見れたのはほんの5人くらいではなかろうか。さて、本日も抜かしまくり。急いでいるわけではないけど、登りでペースが落ちないから圧倒的に私が速い。ガリシア地方は風景が美しい。カミーノのダイジェストは最初の3日と最後の7日かな。 15時30分。45000歩。流石に疲れたのでFerreirosのアルベルゲにチェックイン。いやぁ、今日はよく歩いた。