logo logo_atte 日記 随筆 何処
2019-03-15 23:53:34 JST
(2019-03-14) バスは予定より少し遅れて6時30分頃バガンに到着。タクシーは宿のある街(たかが5キロ)まで20000チャットなどと言う。ヤンゴンだと10000チャットで20キロ以上走れるぞ。さすが観光地価格だ。大体郊外の長距離バス乗り場はたちの悪い奴らのたまり場なんだけど、柄が悪くない分だけまだマシな方か。しつこく交渉したわけではないが、14000チャットまでは値切ることが出来た。予約していた宿は朝食付き。荷物だけ先に預けた所、朝食を食べてもいいよと嬉しい申し出。しかも食べ放題で美味しい。観光は午前中が勝負なので自転車を借りて早速遺跡観光。バガンの仏教遺跡群は広大なエリアに林立している。炎天下の遺跡巡りは体力を消耗する。道がありやなしやの荒野に散在する誰も来ないような小さな遺跡を回るのは、スマホ(GPS付き地図)がないと不可能だ。樹海と同じですぐに自分がどこに居てどこに向かっているのかわからなくなる。12時に宿に戻ってチェックイン。ホコリだらけの体を洗い、服を洗濯すると昼寝。日中は人間が活動できる時間ではない。夕方ごろサンセットを見に行くと、小高い丘の上にはたくさんの観光客が集まっていた。バガンはいいところだ。まだまだ観光客は少ないし、カンボジアやラオスで失われた素朴と未開が残っている。物売りの子どもたちも擦れていないししつこくもない。観光という意味合いでもミャンマーは東南アジア最後のフロンティアに思う。ヤンゴンは20年前のタイ(バンコク)。バガンは20年前のカンボジア(シェムリアップ)に似ている。ラオスのルアンプラバーンも6、7年前までは良かったが、今はもう大挙して押し寄せる観光客に潰されてしまった。