2018-07-05 20:59:46 CST
20180705T125946Z
チベットのゴミについて。先にチベットでは結構ゴミが落ちていると書いたが、愛嬌あるチベタンのためにいくらか擁護しておきたいと思う。もともとゴミをポイポイするのは、長江以北の漢人の文化であると思われる。チベットやウィグル、その他少数民族の村は、上海や西安といった街に比べて清潔であった。しかしながら、少数民族は漢族に支配される側である。そして、流入した漢族はよその土地でも平気でポイポイする。抗えない彼らはいつしか自分たちもポイポイするようになってしまった。一時期、勘違いした中国人(自分たちが標準だと思っている)が、日本に観光した際にも同様に行動し、そのマナーの悪さはニュースになっていた。日本人はこれを問題視できるが、被支配者であるチベット人は受け入れるしかない。今、中国は国を上げて「マナーの向上は国民の義務である」と言わんばかりに、国家権力による強制的な街の美化、国民意識の改革を行っている。そのやり方に賛同はしないが、結果としてうまく行っているのは事実であり、逆に地方(少数民族)には、その強制力が及んでいない。彼らが自然と元の文化を取り戻してくれればと思うがそれは難しいだろう。